2023-01-01から1年間の記事一覧

本のタイトルと、なぜか創作の苦労。

「吾輩は猫である」と「猫伝」。夏目漱石は最後までこの両者で悩んでいたが、弟子との相談の結果、みなさんも知ってのとおり、「吾輩は猫である」が選ばれ、「猫伝」は歴史の闇に消えた(後年ダサい失敗例として名は残しているが)。もし「猫伝」が採用され…

本にある「はじめに」の機能と「おわりに」への愛

本を立ち読みして、購入するかどうかを決めるときに、私は「はじめに」を重要視している。特に新書の場合当たり外れが激しいので、決してタイトル買いはせずに、必ず「はじめに」をチェックする。 「はじめに」の段階でその筆者の文章力はわかるし、サービス…

最近1年経つのが早すぎる 〜大人と子供の時間論〜

最近1年経つのが早すぎる。年々加速度的に早まっている気がする。令和もすでに5年目を迎えるらしい。このままだと平成生まれが時代遅れになる未来もそう遠くないのかもしれない。 そこで今回は、大人と子供の時間について考えていきたい。 一般的には子供…

今年度のTo doリストと、ブログの企画案

友人と一緒に今年度のTo doリストを作った。友人曰く、そのリストを共有し、進捗状況を報告し合うと効果的であるそうだ。謎の英語論文が一緒に貼られてあったので、学術的なデータに基づいた説らしい。言われてみれば、このことを何十万というお金を払って行…

大人の読書感想文〜ペンギン・ハイウェイ〜

今年も夏が来た。燦々と照りつける太陽が眩しい。まさに夏の始まりのような日。そんな日に、僕はペンギンハイウェイを読んだ。 そしてその本を読みながら、「夏」についてと「子供と大人」について考えた。 ペンギンハイウェイの主人公アオヤマ少年は、真面…

大人の読書感想文

読書感想文というと、マイナスなイメージしかない人が多いと思う。かくいう私も学生の頃は非常に面倒くさがっていた記憶しかない。それはおそらく、やらされている感が強すぎたからだと思う。 近年Twitterでも読書アカなるものが存在し、己の読書数で…

ズレてるとはなにか〜パン屋と呼ばれた友人〜

全然いじめられているわけでもないのだが、みんなからあいつとは深く関わってもしょうがないと思われている男が、高校の時の私のクラスにはいた。 そいつは一言で言えば『ズレてる奴』。 ズレてる奴は阪神ファンで私はヤクルトファンということで、プロ野球…

面白くなるためのたった一つの地道な方法

単純化して見ると、人間はインプットを元にしてアウトプットに励むものだ。面白くなりたければ、面白いものを沢山みて、必死に自分の中で消化する必要がある。 天才でない私は、「お笑い」に真摯に向き合い研鑽する日々の積み重ねでしか、人は面白くならない…

沖縄のお笑いは面白くない?

唐突に、そして強引に、我が故郷沖縄のお笑い界に一石を投じてみたいと思う。 はっきり言って、私は沖縄のお笑いは面白くないと思っている。 それは特にO-1グランプリ(沖縄1グランプリ)なる、沖縄ご当地お笑いコンテストを見ているときに感じる。そこで行…